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透析生活

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イタリア旅行記8日目




当初の予定では、フィレンツェのアメリゴ・ヴェスプッチ空港を12過ぎに発ち、
ミラノのマルペンサ空港で15:15発の飛行機に乗り継いで、成田まで帰ってくる予定でした。

ところが、この12時の飛行機が欠航になってしまった(?)らしく、
1つ早い便(7:40発)でミラノに行くことになったので、
なんと朝の6時にホテルをチェックアウトです(-_-;)

このホテルのスタッフの方は、とてもキレイな英語を話されるんですよ。
イタリア訛りがない英語なら私でもコミュニケーションがとれたので、前日にフロントで
「明日は早く出発しないといけないので、申し訳ないのですが
『ボックス・ブレックファースト』をお願いできますか?」と伺うと、
「大丈夫です。旅行会社からも同じ依頼がありました。」とのこと!

ところが、チェックアウトの際に聞くと「ありません」と仰るじゃないですか~!?

「昨日、こちらで確認したときに、女性スタッフの方が対応してくださって、
『隣のレストランで作ってフロントに準備しておきます』と言われたんですが、、、?」と
再度確認していただいたのですが、フロントにもレストランにも何もないとのこと。

「きっと、連絡が行ってなかったんですね~。」と他人事のように仰って、当然謝罪もなし!
、、、こういう態度にも、もう慣れましたけどね~( ̄▽ ̄∥)

昨日は、4時間待ちの列にグチも言わずに並び続けるイタリア人の大らかさを尊敬したものの、
やっぱり職業人としてのこういう態度は、日本人としては理解しかねますよ~。

ただ、このまま話をしていてもお弁当が出てくるわけではないので
諦めて迎えの車に乗り空港へ向かいました。

空港でトランクを預け、チケットを受け取り、搭乗して約50分で無事にミラノに到着!

さあ、そしてここから最後のトラブルが始まります(T◇T)

成田への飛行機が出発するまで6時間以上の待ち時間があるので、
空港内にある医務室で透析液の交換をさせていただくために手続きをしておいたんです。

医務室が地下のわかりにくい所にあるそうなので、
アリタリア航空の日本人スタッフの方が到着ロビーまで迎えに来てくださり
医務室まで案内してくださることになった、と旅行会社から報告を受けていたんですが、、、。

いないんですよ~、日本人スタッフの方なんて(T-T)

暫くそこで待っていたんですが、他の乗客のみなさんはいなくなってしまうし、
アリタリア航空の制服を着た方は見当たらないし、
空港職員の方も不思議そうにこちらを見ているし、、、。

ずっとこのままここにいるわけにもいかず、仕方なく出国手続きを済ませました。

それから急いで出発ロビーにあるアリタリア航空のカウンターに行き
「日本語の話せるスタッフの方を呼んでください」とお願いしたのですが、
「ここには日本語の話せる人はいません。他の階にはいると思いますが、
その人も12時過ぎでないと来ません。」と言われてしまいました。

そこで今度は空港のインフォメーションに行き、英語の診断書を見せながら
「医務室をお借りしたい」とお願いしたのですが、この方は診断書をチラッと見ただけで
「このエリアには医務室はないから無理ですね」と言うだけでした。

「それでは困るので何とかなりませんか?」と再度お願いしても
「このエリアに来たら(出国してしまったから?)無理です。」との冷たいお答え(T-T)

「こんなことなら出国せずにいればよかった~(>_<)!」と後悔しても後の祭りです。
空港のお手洗いで交換しようと思ったのですが、意外と人の出入りが多かったので諦めました。

ロビーの人のあまりいない所を探してコートやバッグで隠しつつ交換、、、という方法も
一応考えてはみたのですが、乗客の方やお掃除の方たちが結構いらして
なかなか死角を見つけることができなかったんです。

結局このときの交換はできませんでした(T◇T)

まあ、1回とばしたくらいでは、浮腫みが増える程度で命に関わるようなことはないんですけど、
空港での6時間という待ち時間に何もやることがなくなってしまったので
残ったユーロでお土産を買ったり、ゆっくり食事をしたりしていました。

それでも時間を持て余し自分たちの乗る飛行機のゲートに行くと、
なんと出発が1時間遅れとの表示が出ているじゃないですか~!
「これ以上待つの~!?」と母と一緒にグッタリしていると、
そこにアリタリア航空の制服を着た日本人らしき人の姿が!!!

出発の遅れを日本語で乗客に説明するために来たスタッフの方でした。

これを逃してなるものか!とばかりに(^_^;)その方をつかまえて事情をお話しすると
なんとその人が“迎えにきてくれるはずの日本人スタッフ”だったんです!

ただその人が仰るには、自分は医務室に案内するつもりでいたが、
会社から「お客さま(=私)が『自分で行くからいいです』と断わってきた」と聞いたと言うんです!

「どこがどうなってそういう話になるの( ̄□ ̄∥)!?」って感じでしたよ、もう。

更に“日本語の話せる人は12時過ぎないと来ない”という説明も間違いで
この方は朝からずっと勤務されていたそうなんです。
アリタリア航空、企業として本当に大丈夫なんでしょうかね(+_+;)!?

結局、飛行機の出発が1時間遅れているというのが幸いして
医務室に案内していただいて透析液の交換をすることができたのですが
もう出国してしまった私と母は医務室に行くだけのために
もう1度入国と出国の手続きをしなくてなりませんでした。

おかげさまで(!?)私たち母娘のパスポートには、同じ日付で入国印2つと出国印2つという
なかなか珍しい記録が残りましたよ~( ̄▽ ̄;)


トラブルで始まりトラブルで終わろうとしているイタリア旅行でしたが、
いざ出発となるとやっぱり寂しい気持ちでいっぱいになりました。

「もう2度とイタリアに来ることはないのかな~?」という弱気な自分と
「来年にでも今度はヴェネツィアに来ようかな~!」という強気な自分が共存していて☆

でも旅行は、頑張っている自分へのご褒美でありストレス解消であり
私の活力源として欠かせないものですから!
これから先、5回目、6回目、、、と記録を伸ばしていくつもりです(^-^)

因みに飛行機の出発が1時間遅れたのは、クルーの1人が体調不良で
代わりの方が来るのを待っていたからだそうです。
大勢の命を預かる仕事ですから、アリタリア航空といえどそのあたりは厳しいんでしょうね。

飛行機が出発するとすぐに食事の時間となりましたが、
行きと同様、食事が終わると機内は電気が消され窓も閉められてしまって
強制的な「夜」になってしまいました。

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次に電気が付けられる頃には日本に到着です!

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